ヤマトチャンネル

蕎麦屋に関係ないことばかり

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母とのランチ

      2015/12/23

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先日、久しぶりに母親と二人でランチに出かけた。
母と二人で外食をするのは、実に10年ぶりくらいだと思う。少なくとも就職して実家を出てからは一度もなかったはずだ。

きっかけは、休日に実家に帰った際、母と近所のスーパーへ出かけた車中の会話だった。
「最近、お父さんを外食に誘っても面倒だと言って連れて行ってくれない」とか「誕生日に家族だれからも連絡がなかった」と不満を漏らす母。
なんだかバツが悪くなった僕は「たまにはご馳走するからお昼食べに行こうよ」と切り出した。

何が食べたいか尋ねたところ、「前にアンタが話していた、とんかつ屋さんに行きたい」と言った。
以前、僕がサイクリング中に立ち寄ったお店が、とても美味しかったという話を覚えていたのだ。

そのお店は車でも30分以上かかる場所にあるし、せっかく行くなら母の好物であるうなぎやお寿司にしなよと勧めたのだが、今日はおしゃれしていないから、とんかつがいいという母。
いつもとたいして変わらないけどなと思ったけれど、何も言わずにお店に向かった。

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そんなこんなでやってきたとんかつ屋さんに、普段は穏やかな母が珍しくテンションが上がっていた。
やっぱロースがいいかな~、でもヒレも食べたいね。なんて話になったので、1人前づつ注文してシェアすることにした。

カラッとサクサクに揚がったとんかつは、お肉のいい香りと旨味がジュワ~としてとても美味しかった。
母は「やっぱラードで揚げたのは違うな。家じゃこの味は出せないな」と言いながら食べていた。

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お会計を済ませ、店を出ると母が
「おいしかったね。また連れて行ってね」と言った。

久しぶりの息子との外食を母はとても喜んでくれたのだろう。
いつまでも元気だと思っていた両親も、気が付けば来年70歳を迎える。
これまで、心配ばかりかけてきた両親に、今後はできる限り親孝行をしようと思った。
帰宅して「ずいぶん遅かったな」という父の問いかけに、母は何も言わずに父の食事の準備をし、僕はこたつでみかんを食べた。

 

 

 

 

 - 食事